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住所
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熊本市の鍼灸院は【HIRO鍼灸院】|五十肩もお任せ|元カリブ海豪華客船専属鍼灸師 院長 服田浩希|首肩腰のこり・痛み・痺れ,更年期症状,うつ病,自律神経失調症,耳鳴りや顔面神経麻痺,パーキンソン病等の難病でお困りの方も,あらゆる症状に針治療(鍼治療,鍼灸治療)。熊本での鍼灸、土日祝可です。Acupuncture clinic in kumamoto. English available:Former Caribbean luxury cruiser exclusive acupuncturist will make you comfortable.
耳鼻系の代表的疾患
⒈メニエール病
(1)メニエール病とは?
メニエール病とは、内耳の内リンパ水腫が原因とされる耳鳴り、難聴を伴う回転性の眩暈発作が反復する疾患です。内耳のないリンパ水腫が起こる原因は主に内耳の循環障害や感染、外傷後、自己免疫疾患などと言われていますが、詳しくはまだ分かっていません。
(2)症状
片側の難聴、耳鳴り、めまい発作が主症状です。
聴力検査では中・低音域で聞こえずらくなるのが特徴的です。
(3)病院での治療
急性期では安静第一で、嘔吐やめまいに対して薬物での対症療法を行います。
発作が頻繁に持続する場合、手術療法が考慮されます。
(4)鍼灸での治療
ここでは、めまいに対し ての東洋医学的鍼灸治療についてご紹介します。
めまいの原因は東洋医学的には3つほどあり、それぞれの特徴があります。
①肝の異常によるもの
肝は血をコントロールしています。風邪(ふうじゃ)が体の中に侵入したり、過労や月経異常など血を大量に消耗してしまうことでめまいが発症します。更年期やイライラしていて不眠の方が多く、貧血や低血圧もこのタイプです。
肝の血が消耗しているのか、風邪が入っているのか、血が固まって(瘀血)流れていないのかなど、体の状態をしっかりと把握して、適切な経穴(ツボ)に鍼またはお灸を使って治療を行うことで症状の軽減が期待できます。
②脾胃の異常によるもの
脾胃の機能異常があると、体の中にいらない水(痰飲)が蓄積されて熱に変わり、その熱が上昇してめまいが発症します。痰飲は小便によって外に出すことができるので、小便をしっかりと出すことができるようにしてあげることで症状の軽減が期待できます。
⒉突発性難聴
(1)突発性難聴とは?
突発性難聴とは原因の分からない突然発症する感音難聴です。
(2)症状
突然発症する難聴、耳鳴り、めまいなどがあります。
(3)病院での治療
安静(心の安静と音の安静)が第一である。
原因によっては抗ウイルス薬や高気圧酸素療法などを用いる場合もある。
(4)鍼灸による治療
難聴の原因は東洋医学的には主に3つほどあります。
①肝の異常によるもの
肝は血をコントロールしており、手仕事、ストレス、婦人疾患、過労などによって肝の機能が障害され血の量が減ることによって耳に血がまわらなくなり、難聴症状を発症する。また、血が固まって流れなくなるといった病態もあり、これも血の機能異常が原因となります。しっかりと原因を突き止め、生活改善と肝の異常を改善する鍼灸治療を行うことで症状の改善が期待できます。
②脾胃の異常によるもの
脾胃の機能が低下すると体の中から熱が外に出られなくなって内にこもり、その熱が耳に入ったら難聴などの症状が発症します。また、脾胃の機能低下によって体から余分な水分が外に出られなくなり、汚い余分な水分が痰濁(ベタベタ、ドロドロ)となって体の中に停滞します。痰濁はやがて熱となり、耳に入ると難聴症状を発症します。小児の中耳炎はこのタイプが多くみられます。
③腎の異常によるもの
このタイプが最も多くみられます。腎と耳は東洋医学では密接な関連があります。過労や老化によって腎の津液が不足し、その結果耳が栄養されなくなって難聴などの症状が発症します。難聴、耳鳴りと同時に耳が痒いという症状が併発することがあります。腰痛がある患者さんも多いです。
⒊副鼻腔炎
(1)副鼻腔炎とは?
副鼻腔炎とは副鼻空の炎症性疾患の総称であり、急性副鼻腔炎、慢性副鼻腔炎、副鼻空真菌症、
アレルギー性鼻・副鼻腔炎があります。細菌が感染することによって副鼻腔の一部または全部に炎症を生じます。最近ではアレルギー性の存在が増加の傾向となっています。
(2)症状
鼻漏、鼻閉、嗅覚障害、頭痛、頭重感、頬部痛、発熱などがあります。
(3)病院での治療
急性副鼻腔炎には、薬物療法(抗菌薬、粘液溶解剤、消炎酵素薬など)が第一選択となります。
慢性副鼻腔炎には、薬物療法に加えて手術療法も考慮されます。
(4)鍼灸での治療
副鼻腔炎は古典では「鼻淵」に当てはまります。
副鼻腔炎が発症する原因は、東洋医学的には2つほどあります。
①外邪が侵入することによって発症するもの
外邪とは風・暑・湿・燥・寒といった外から体内に侵入して体の不調を引き起こす原因となるものです。
特に風寒の邪が体内に侵入すると副鼻腔炎が発症しやすくなります。
②飲食から発症するもの
暴飲暴食やお酒の飲み過ぎによって脾胃の機能が低下し、余分な水分が体内に蓄積して痰濁となります。痰濁とはネバネバとしたものであり、熱に変わる性質があります。その熱が上昇して上に上がることによって鼻に入ると副鼻腔炎の症状を発症します。痰濁は小便で体外に出すことができるので、鍼灸治療によって痰濁を排出しやすくすることによって症状の改善が期待できます。
4.鼻炎
(1)鼻炎とは?
鼻炎とは鼻腔粘膜の炎症で、主に急性、慢性、アレルギー性の3つのタイプがあります。
①急性鼻炎
急性の鼻炎はウイルスや細菌の感染による上気道炎です。
②慢性鼻炎
原因はさまざまですが、急性鼻炎が慢性化して起こるのが一般的です。