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⒈メニエール病
(1)メニエール病とは?
メニエール病とは、内耳の内リンパ水腫が原因とされる耳鳴り、難聴を伴う回転性の眩暈発作が反復する疾患です。内耳のないリンパ水腫が起こる原因は主に内耳の循環障害や感染、外傷後、自己免疫疾患などと言われていますが、詳しくはまだ分かっていません。
(2)症状
片側の難聴、耳鳴り、めまい発作が主症状です。
聴力検査では中・低音域で聞こえずらくなるのが特徴的です。
(3)病院での治療
急性期では安静第一で、嘔吐やめまいに対して薬物での対症療法を行います。
発作が頻繁に持続する場合、手術療法が考慮されます。
(4)鍼灸での治療
ここでは、めまいに対しての東洋医学的鍼灸治療についてご紹介します。
めまいの原因は東洋医学的には3つほどあり、それぞれの特徴があります。
①肝の異常によるもの
肝は血をコントロールしています。風邪(ふうじゃ)が体の中に侵入したり、過労や月経異常など血を大量に消耗してしまうことでめまいが発症します。更年期やイライラしていて不眠の方が多く、貧血や低血圧もこのタイプです。
肝の血が消耗しているのか、風邪が入っているのか、血が固まって(瘀血)流れていないのかなど、体の状態をしっかりと把握して、適切な経穴(ツボ)に鍼またはお灸を使って治療を行うことで症状の軽減が期待できます。
②脾胃の異常によるもの
脾胃の機能異常があると、体の中にいらない水(痰飲)が蓄積されて熱に変わり、その熱が上昇してめまいが発症します。痰飲は小便によって外に出すことができるので、小便をしっかりと出すことができるようにしてあげることで症状の軽減が期待できます。
