熊本で腰痛にお困りの方へ
本記事では、下記の内容を解説いたします。
1−1腰痛について
1−2腰痛の治療方法
1−3腰痛の鍼灸治療方法
この記事を書いている私は、HIRO鍼灸院院長の服田と申します。私の治療院には、多くの腰痛で悩んでいる患者さまがご来院されております。。本記事では、当院が行なっている腰痛に対する鍼灸治療について紹介いたします。この情報が少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。
1−1.腰痛について
腰痛には様々な原因が存在します。ここでは、主な腰痛の原因や詳細を解説いたします。
大きく分けると、腰痛には主に3つのタイプが存在します。
①腰の骨(腰椎)の異常によるもの
腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症、変形性腰椎症、腰椎分離症などの疾患は、腰椎の異常によって発症します。
<症状> 腰や下肢に激しい痛みや痺れ(坐骨神経痛)、感覚異常、筋力低下などの症状が発症します。
②腰や臀部の筋肉の異常によるもの(筋筋膜性腰痛)
長時間同じ姿勢を続けたり急激に腰に負担をかけたりすることによって、腰臀部の筋肉に疲労が蓄積し痛みを発症する腰痛です。①の腰椎の異常を併発している場合も多く見られます。
<症状>①同様、腰や下肢に激しい痛みや痺れ(坐骨神経痛)、感覚異常、筋力低下などの症状が発症します。
③内臓の異常によるもの
尿管結石、腎盂腎炎、急性胃炎、胃十二指腸潰瘍、急性膵炎、子宮筋腫、各種悪性腫瘍などの内臓の異常によって生じる腰痛もあります。
1−2.腰痛の病院での治療方法
①薬物療法
非ステロイド性消炎鎮痛薬、神経障害性疼痛治療薬、抗うつ薬などの薬物が主に使用されます。
②神経ブロック療法
麻酔薬を注入することによって神経の興奮を抑え、痛みをとっていく治療方法です。
③理学療法(リハビリテーション)
運動療法、温
熱療法、電気刺激療法などの方法を用いて症状を和らげ、生活の質(QOL)の維持向上を目指す方法です。
1−3.腰痛の鍼灸治療
①西洋医学的な鍼灸治療方法
当院では、主に腰から臀部の筋肉の緊張(コリ)を鍼で緩めていくことによって症状を和らげていきます。筋緊張があるとその部分で血流障害が生じるため、まずは局所の筋緊張を取り除くことが重要となります。
特に赤く囲ってある部分に筋肉のコリが溜まる方が多く、そのコリを鍼で取り除いていきます。
当院の腰痛に対する鍼治療風景
②東洋医学的な鍼灸治療方法
東洋医学的には主に二つのタイプに分けられます。
(1)肝に関係する腰痛
「肝」とは、東洋医学では血液をコントロールしており、とても重要な役割を持つものです。特に強い座骨神経痛が出ている場合、この肝の働きが悪いことが多く、気血が体をスムーズに流れることができずに痺れが起きるといったタイプが多く見られます。この場合、肝の働きを元に戻してやって気血がスムーズに流れるようにしてあげることで症状の緩和が期待できます。
(2)腎に関係する腰痛
「腎」とは、東洋医学では骨や骨髄をコントロールしています。そのため、骨の変形に関係する疾患の場合には腎の働きが悪いことによる腰痛が多く見られます。腎の働きが悪くなると、骨が枯れていき骨髄が虚していくため足が弱くなっていき、下肢の痺れなどの症状も発症してきます。 治療は主にこの腎の働きを改善することが根本的な治療となります。
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