HIRO鍼灸院の服田浩希です。今日は不眠症の鍼治療方法について書いていきたいと思います。不眠症は鍼灸院でも日常的によく診る症状の1つです。夜眠れなくて悩んでいる方はぜひご覧下さい。
目次 1、不眠症とは 2、治療方法(病院、セルフケア) 3、当院の鍼治療方法
1、不眠症とは
不眠症とは「不眠の問題が1ヶ月以上続き、それによって様々な症状(集中力の低下、倦怠感、意欲低下、食欲減退、めまい、耳鳴りなど)が引き起こされる状態」の事を言います。
(分類) ①入眠障害:寝つきが悪い状態の不眠症 ②中途覚醒:夜間に何度も起きてしまう状態の不眠症 ③熟眠困難:睡眠時間は取れているが、眠れていない感じがする状態の不眠症
(原因) 不眠症の原因は個人によって実に様々です。 環境要因:寝具の変化、時差の関係、光、騒音、カフェインの摂取など 身体的要因:年齢、様々な内科的疾患、自律神経失調、痛みや痺れ、頻尿など 精神的要因:ストレス(悩みや不安感など)、うつ病などの精神疾患など
2、治療方法(病院、セルフケア)
病院での治療方法:薬物療法
セルフケア:朝から日の光を浴びる、適度な運動、バランスのいい食生活、寝る前のカフェイン・タバコ・スマホやPCの使用を控えるなど
3、当院の鍼治療方法
当院ではルート治療という鍼治療方法を使って治療を行なっております。ルート治療の詳細についてはこちらをご覧下さい。
不眠症の方は基本的に下の写真の赤丸の場所に筋肉のコリが形成されていることが多いです。不眠と併発して発症している症状は、コリが形成されている場所によって変わってきます。
コリがこめかみに形成されていれば目のかすみ・ぼやけ・まぶたの痙攣などの目の症状が、そのコリが耳の方に伸びていれば耳鳴り・難聴・めまいなどの症状が、胸にコリが溜まっていれば呼吸のし辛さや動悸などの症状が不眠に伴って併発します。
不眠症の鍼治療といっても人によってお身体の状態が違う為、全員同じ場所に鍼を打つ様な治療をしてもなかなか効果は出せません。体のどの部分にコリが溜まっているのかを問診や触診で判断しながら、その人その人に合わせて治療を行なっていくことで不眠症状も改善していくケースが多いです。
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