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  • hirohiroharahara08

ミイラ「永遠の命」を求めて



こんにちは

HIRO鍼灸院のハラダです。

先日ずっと行きたかった「ミイラ展」に行ってきました。そこで今日は鍼灸治療とは違いますが、ミイラ展に行っての感想を記録として書いておきたいと思います。


ミイラ展は今現在熊本城ホールで9月5日まで毎日行われています。世界中のミイラが熊本に来るということで、僕自身ミイラは見たことがなかったので、とても楽しみにしていました。


ミイラと聞くと、皆さんはどのようなミイラを想像するでしょうか?

僕の場合は、全身を包帯でぐるぐる巻きにされたミイラを想像します。おそらく皆さんもその様なミイラを想像されるでしょう。




そんなミイラがたくさん出てくることを想像しながら入場しました。


まず最初に展示されていたのはインカ帝国のミイラです。

インカ帝国といえば有名なのはマチュピチュやナスカの地上絵でしょうか。


僕も実は今年の夏にマチュピチュに行く予定でツアーを予約していましたが、コロナの影響で行けなくなりました。


そんなインカ帝国のミイラが展示されていたのですが、僕の想像とは全く違うミイラが展示されていました。


ミイラは袋に座位の姿勢で入れられ、袋にはお顔が刺繍されています。



最初から想像とはかけ離れたミイラが出てきたのでビックリしました。



ミイラの固定概念が最初から崩れた感じで、次は古代エジプトのミイラです。

こちらは想像通りのTHE ミイラです。



古代エジプトのミイラは約70日かけて作られるのですが、その工程がなかなか面白かったので紹介します。


まず、左腹部を切り裂いて心臓以外の内臓を取り除き、それぞれの臓器は異なる決まった壺に保存されます。脳は鼻から掻き出し、頭蓋骨内には樹液を入れて固めます。

って皆さんこの話聞きたいですかね?笑

なかなかミイラの作り方なんて知らないと思うので、もし興味があれば読んでください。


内臓を処理して腐敗防止処置を施したら、香料を塗ります。古代エジプトのミイラはそれぞれ匂いが違うらしく、その人それぞれの香料を塗るそうでいい匂いがするそうです。

そして包帯でぐるぐる巻きにされ、階級等に応じて装飾が施された棺に入れられるそうです。

ここまでなんと約70日!

なかなかミイラ作りも大変ですね笑


また、古代エジプトでは動物もミイラにされていました。

衝撃なのはこの猫のミイラです!



形もしっかり猫ですね笑


それから先はヨーロッパ、オセアニアと続きます。

オセアニアなどは特に湿度が高いため、なかなかミイラ作りには適していない気候ですので、乾燥させる方法ではなく燻製する方法がとられていたみたいです。

家族が三日三晩ずっと火を焚いて遺体を燻製にするそうです。そこまでしてもずっと一緒にいたいということなのでしょうか。みんなが忘れないように残しておきたいと説明されていました。


そして最後は日本のミイラです。


日本も湿度が高いため、あまりミイラ作りには適していません。発見されているミイラの数も少ないそうですが、4体ほど展示されていました。


その中でも特に気になったのは、即身仏のミイラです。即身仏とは、修行者が瞑想を続けて絶命し、そのままミイラになることをいいます。


ミイラは防腐処理を施されて保存されますが、即身仏は土の中でお経を唱えながら亡くなり、そのまま自然に土の中で乾燥された状態ということで、一般的なミイラとは違うかもしれませんがその様なものがあること自体知らなかったのでびっくりしました。



他にも本草学者のミイラも展示されていました。

自分自身でミイラになってみたいという探究心から自らを実験台になったミイラです。

柿の種の成分に腐敗防止効果があるということで、お腹の中には大量の柿の種が見つかったそうです。


このように、たくさんのミイラが展示されていました。

地域によってミイラの特徴が違ってとても面白かったです。


もし興味があったら行ってみてください。

ミイラの世界に引き込まれると思いますよ!

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